オカマ抗体
昨日、仕事から帰宅し、夕飯を作りながらCATVを見ていた。
丁度放送していたのは「はいからさんが通る」。私が小さい頃に良く見ていたアニメだ。
小学生の頃から原作者の大和和紀さんの漫画は大好きでよく読んでいた。「はいからさんが通る」も多分リアルタイムで読んでいたと思う。
彼女の作品には大抵、「オカマ」(それもかなりごっつい系の青いひげの剃りあとなんかがあるような男性らしいオカマさん)とか女性顔負けな美少年なんか(しかも主人公の彼に片思いしているという設定だったりすることもあり)が出てくる。「はいからさんが通る」の中では主人公・紅緒に恋する幼馴染の蘭丸、「アラミス’78」の中では主人公・お杏先生の恋敵でもあるせいら、がまさにそれ。
特に女性が顔負けな美少年の設定にはほんのりホモセクシュアルなイメージも漂っているわけで、現在のBL流行の先駆けなんではないかしら?と思うのである。(いや、私が知らないだけでBLの歴史はもっと相当古いのかも知れないけれど)
小学生の頃から、このような作品を日常的に読んでいた私はオカマとか同性愛に対して、偏見なく育ってきた。いや、寧ろオカマさんの人たちには何故か親愛を感じてしまうほどかもしれない。
特に見た目ゴッツイいかにも男性的な彼女達が女性という存在に向ける憧憬と美しくありたいと願って費やす多大なる努力にココロが打たれるというのも理由の一つであるのかも。
それに引き換え、私は何の努力なしに女性に生まれて、何だか申し訳ないなぁーと思ったりもするのである。
そんなことを思っていたら「アラミス’78」が読みたくなってきた。あの漫画に出てくるオカマバーの「アネさん」が個人的には好きだったの。ああゆう飲み屋が近くにあったら私は通うね、間違いない(笑)
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