映画・テレビ

悪霊島

CATVで最近、横溝正史の特集をやっているので金田一耕助シリーズが好きな私は暇が合うとおどろおどろしい殺人事件の映画を見ている。先日は「悪霊島」だった。この映画が公開されたのは確か私が小学校4~5年生くらいだった(6年だったか?)。当時、ビートルズを聴き始めて初心者だった私は日本映画、しかも殺人事件の話の主題歌に使われているのを知ってかなりカルチャーショックを受けたものだった。と同時にとても興味を持ったものである。「悪霊島」を見るのは本当に久しぶりで、印象に残ったシーンぐらいしか覚えていなかったので、まっさらの状態から物語を追っていくこととなった。物語も終結し、ここで"Let it be"が流れるんだよな・・・とワクワクして見入っていると「あれっ??」この声、ポールじゃないぞ?誰だ???と言うコトで曲がビートルズから違うアーティストのものと差し替えられていたのでした。チャンチャン。版権の問題などが理由だと思うが、ガッカリ。やっぱり金田一シリーズは市川崑のシリーズがいいよね。全く、差し替えるんだったら最初から使わないで欲しいよ。未消化のままで気持ち悪かったものだから自分でビートルズの"Let it be"を5バージョン、全てを聴いてから寝ました。改めて未発表バージョンも含め聴いてみたが、個人的にはシングルカットのバージョンが一番好き。こないだ、惜しくもCCCDで発売されたNakedのバージョンも宗教チックな雰囲気を醸し出していてなかなかヨロシ。さあ、次はお楽しみの「病院坂の首縊りの家」だ!

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