美容・コスメ

就職活動

といっても私自身のことではありません(笑)
私が教えている生徒さんに質問を受けたのです。
私が非常勤をやっているのはとある美容系の短大。2年になる時にもう進路を確定してコースを決めなきゃいけないらしい。
私が短大生だった頃は、就職活動と専攻している科があまり関係がなかったので、就職活動の時期になってようやく「何になろうかな・・・」と思い始めたのだったけれど。
私の担当している生徒さん達は学んでいること自体が仕事に直結しているために、そうも言っていられない。
しかし、何人か色々聞いてくる生徒たちがいるってことは、学校ではその辺の相談をちゃんと受けられないのかな?まぁ、美容業界にいたこともない教務課に実務や持っていた方がいい資格について聞いても、満足な解答は得られないと思うけれど。
私の就職活動をした時期はバブルのちょっと手前あたり。あの頃は短大まで卒業してエステティシャンになるなんて・・・!などと結構奇特に思われていたんだと思う。
生徒にBAさんとエステティシャンの求人についての情報をリクエストされたので、いくつかの職業に必要な資格をネットで調べたり化粧品会社勤務の友人に聞いたりしてみた。
あらら・・・新卒って殆ど採用がないじゃない?(あ、時期的なこともあるのかな?)
何しろBAなんかは現場経験がないと(特に大手は)雇ってくれないみたいですねぇ。企業としては即戦力を求めているってことなんでしょうかね。
私の先輩セラピストも言ってたけど、人材教育には多大なお金と時間がかかるから・・・それを重要視している会社はどんどん少なくなっているのかも知れない。
BAは販売するだけだから、簡単になれると思っている生徒が多いけれど、実際の現場は年配の顧客も多いし(ブランド化粧品に関しては一つの製品の単価が結構するものだから、何せ一番お金を出してくれるターゲットは20代後半以上だもんね)接客態度が悪かったりすると大変なことになっちゃうので、面接の比重も高いだろうしね。それに結局化粧品自体の機能とかちゃんとカウンセリングできるかなんて知識的なこともわかってないといけないしね。今はお客さんの方が詳しい人も多いと思う(笑)
ううむ・・・。生徒たち、ちゃんと就職できるのかな?
日ごとに、就職に必要なスキルなんかも変わってくるもんなんだなぁ・・・と実感。
ま、兎に角、まず新卒で美容業界に就職したいならば、今その学校で取れる資格を取って、なりたい職業についての情報を自ら収集し、それに合わせて学校外でしか取れない資格も平行して取得して就職活動に備えるしかない・・・ような気がする。

その後、それを維持するためには、資格ってあくまでもスタートラインであって、切り札にはならないんだけどねぇ。

ああ、こうやって新卒の就職難民が増えていくのかなぁ。

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Hennaでトリートメント

今日実家に帰った際に、我が妹にヘナトリートメントをしてもらった。
実はもう10年前くらいに英国輸入化粧品でヘナ配合のシャンプーを使ったことがあるのだけど、その使用感がめちゃめちゃ悪くて(怒)超乾燥毛の私には全く合わなかった辛い思い出があって、それ以来ずっと敬遠していた素材なのですが・・・
いつもお世話してあげている(私が)お返しに是非ということだったので、思い切って(本当に思い切って)ヘナトリートメントをしていただきました。

ヘナ(ヘンナ)は北部アフリカ、インドなどの熱帯地方に産するミソハギ科の低木。乾燥したヘナの葉を粉末にして使うらしいのだけど、コスト的にお高い素材らしく市場では混ぜ物をした粗悪なものも出回っているそうで・・・注意しなくちゃなりませんな。
ヘナの作用としては染色効果、トリートメント効果、紫外線吸収効果などが代表的なようですね。
最近ではヘアサロンでもヘナを使ったトリートメントを提供しているところがあるようですが、染色するのに時間が通常のヘアカラーよりもかかるために、なかなか大変なようです。特に黒い髪の毛には色が着き難いんだそうで。
私は元々かなり明るく染めているので、今回はカラーが着かないタイプのトリートメントをしてもらいました。トリートメントのプロセスとしては、ウロコ状になっているキューティクルの隙間をヘナの成分が吸着することで表面をツヤツヤにコーティングするんだそうです。ヘアダイをしている髪にヘナトリートメントをすると色が落ちにくくなるというのもいいよね(髪の毛自体をコーティングするせいなのかな?)

トリートメントの手順は最初にシャンプーをして軽くタオルドライしてヘナを塗布していきます。満遍なく頭皮と髪自体に塗布したらラップで巻いてタオルで巻いてキャップを被って待つこと一時間。その後、綺麗に流していつも使っているコンディショナーなどで整え乾かします。
10年前の体験でヘナの効果自体に半信半疑だった私なので、洗い流して直ぐのキシキシ感に驚愕(゚Д゚)しましたが(笑)その後コンディショナーをつけて乾かしたら・・・アラ!?不思議。
物凄くサラサラになりました。
何だかめちゃくちゃストレートになってしまったようで、髪の毛を束ねてもすぐ落ちてきちゃう・・・。
夏の日差しのアフターケアとしてはいいかもなぁ・・・と随分ヘナを見直した1日でありました。

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タンタトゥリス

久々に欲しい香水を見つけた・・・資生堂タンタトゥリス。といっても、随分昔に発売されたパフュームなんだけれど。私は香水は大好きで色んなのを購入してはいるけれど、日本製のものに興味を持ったのはこれで二本目。一本目は同じく資生堂・沙棗(saso)。これは私が23歳くらいの時に愛用してたもの。
いきなり何故、日本製のパフュームに再度興味が沸いてきたのかというと、27日にパフューマーで資生堂研究所香料顧問でもある中村祥二先生の講演を聴く機会があったのだ。その時に彼が今まで研究してきた色んな花の話をしてくれたのだが、彼が非常に情熱を傾け研究した貴重な東洋蘭を使って作ったパフュームの話をしてくれた。彼は香りのプロなので、花や植物の香りについて物凄く熱心に研究をしている人なんだけれど(多分普通レベルの熱心さでは無いと思う)、彼の作り出す新しい香りについての情熱は全くもって素晴らしいし、彼が香りを語る時のあの表現力。ボキャブラリーが貧困な私は空いた口が塞がらなかった(笑)こんな彼に作られたフレグランスを一度試してみたいと思った一品なのだ。しかも、私の使用したフレグランスの日本製第一号である沙棗も彼が研究に携わっていたという。このフレグランスは沙棗花の神秘的な香り。身体から良い香りが常に漂っていた中国の伝説の美女・香妃をイメージとして作られたもの。オリエンタルで結構お気に入りのフレグランスだった。本当は「香妃」という名前を付けたかったけれど、もう既に名前が使われていたので沙棗というネーミングにしたとか。

製品が作られる舞台裏を私達は通常あまり耳にすることは無いけれど、こうゆう開発者の情熱が感じられるエピソードって、なんかいいよねぇ。

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